News on your favorite shows, specials & more!

特集:堂本光一主演『SHOCK』が世界でもっと評価されるべき5つの理由

一瞬たりとも見逃せない『SHOCK』の魅力、その濃密さの理由とは

By: Nov. 14, 2024
特集:堂本光一主演『SHOCK』が世界でもっと評価されるべき5つの理由  Image
Get Access To Every Broadway Story

Unlock access to every one of the hundreds of articles published daily on BroadwayWorld by logging in with one click.




Existing user? Just click login.

2000年に堂本光一KinKi Kids)(参照: インタビュー:堂本光一 & 中山優馬「Endless SHOCK」ラストイヤーへの意気込み)が初演して以来、20年以上にわたり日本舞台の頂点に君臨してきた『SHOCK』(参照: 公演レポート:堂本光一作・構成・演出・主演「ENDLESS SHOCK」)。今や一大文化現象とも言える存在である。堂本光一が主演だけでなく、作・構成・演出も兼ねて築き上げたこの舞台作品は、国内のみならず、国際的な舞台でも高い評価に値する。『SHOCK』がなぜこれほどまでに愛され、また世界にもっと広めるべきであるのか。その理由を5つの視点から紐解く。


1. 圧巻のアンサンブルとキャストの技術力

『SHOCK』のアンサンブルの技術力は、日本の舞台芸術の最高峰といっても過言ではない。殺陣の技量が特に際立っており、アンサンブルだけでなくメインキャストも驚異的な動きを見せる。堂本光一をはじめ、役者たちが全身を使って繰り広げる戦の場面は、息を飲む迫力があり、観客を舞台の世界に引き込む。さらに、和太鼓を使ったパフォーマンスでは、圧倒的な情熱と気迫が劇場全体を震わせ、日本独自の美学と力強さが強烈に表現されている。

2. 度肝を抜く血まみれの「階段落ち」とフライング
特集:堂本光一主演『SHOCK』が世界でもっと評価されるべき5つの理由  Image
血まみれの階段落ち 直後

『SHOCK』を象徴するパフォーマンスのひとつに、「階段落ち」のシーンがある。堂本光一が血まみれになり、20段もの階段を転がり落ちる圧巻の演技は、まさに究極の迫真さを感じさせる場面である。また、彼が両腕の力だけを頼りに客席頭上を舞うなど、随所に散りばめられたフライングも見逃せない。堂本の肉体を張った演技は、観客に強烈な印象を残し、劇場全体に凄まじい緊張感が漂う。通常では見ることのできない、このリアルな演出が、物語の核心に迫り、観客にとって忘れがたい体験をもたらしている。

3. キャストの感情表現の豊かさ――特に上田竜也の狂気の演技
特集:堂本光一主演『SHOCK』が世界でもっと評価されるべき5つの理由  Image
目を真っ赤にし号泣する上田竜也

『SHOCK』の魅力の一つに、キャストが全身全霊で感情を表現する迫真の演技が挙げられる。ライバル役を務める上田竜也KAT-TUN)は、舞台全体を通して激しい感情の波を見せ、観客の目を釘付けにする。彼の演じるタツヤは、喜怒哀楽が劇的に表現され、とりわけ狂ったように激怒する場面や、心が壊れたかのように泣き崩れるシーンは圧巻である。上田の表情や声色の変化が、物語に奥行きを加え、舞台に命を吹き込んでいる。

4. 圧倒的なスケール――演出、衣装、セット、キャストの人数

特集:堂本光一主演『SHOCK』が世界でもっと評価されるべき5つの理由  Image

『SHOCK』は、その壮大なスケールでも観客を魅了する。ステージセットや衣装、演出技術に加え、出演者の数も群を抜いて多く、全ての要素が桁違いの規模で展開される。特に衣装は、華やかでありながら精緻にデザインされ、早替えの巧妙さにも驚かされる。瞬く間に変わる豪華な装置と多彩な演出は、見る者を飽きさせず、まるでラスベガスの壮大なショーのようなエンターテインメント性にあふれている。

5. 観客を巻き込む圧倒的な舞台構成

『SHOCK』の舞台は、一瞬たりとも気を緩められない濃厚なシーンの連続である。とりわけ、ジャパネスクの場面は、一つのシーンでありながら独立したショーのような完成度を誇り、瞬きすら忘れるほど観客を魅了する。息をつかせぬ展開と、次々と繰り広げられる高度な技術の数々は、日本の舞台が世界に誇れるパフォーマンスであると断言できる。

特集:堂本光一主演『SHOCK』が世界でもっと評価されるべき5つの理由  Image
フライングパフォーマンス
結論

堂本光一が作り上げた『Endless SHOCK』は、日本が誇る舞台芸術の集大成とも言える。舞台装置、演出、キャストの圧倒的な技術力により、日本の観客に深い感動と驚きを与え続けてきた。エンターテインメントの極限を体現するこの舞台は、海外でももっと評価されても良いのではないだろうか。


[Endless SHOCK]
特集:堂本光一主演『SHOCK』が世界でもっと評価されるべき5つの理由  Image
11月8日帝国劇場初日の会見で
​​​​​笑顔を見せる堂本光一(右)と上田竜也(左)

堂本光一主演で2000年より継続されてきた歴史ある舞台。今年は4月11日に帝国劇場で開幕し、堂本が作・構成・演出も務める。「SHOCK」のトータル公演回数は2100を超え、堂本は日本の同一演目単独主演舞台記録を保持。その高い人気から「日本で一番チケットが取れない舞台」とも言われている。同作の堂本主演公演は今年がラスト。最終舞台、帝国劇場11月公演のライバル役は上田竜也が演じている。4~5月(帝国劇場)と9月(博多座)は佐藤勝利timelesz)、7~8月(梅田芸術劇場)は中山優馬(参照: インタビュー:堂本光一 & 中山優馬「Endless SHOCK」ラストイヤーへの意気込み)が務めた。

【関連記事】公演レポート:堂本光一作・構成・演出・主演「ENDLESS SHOCK」


[あらすじ]

ニューヨーク・ブロードウェイ。繁栄と衰退を繰り返すショービジネスの中心で頂点を目指し続けるエンターティナー、コウイチ(堂本光一)。彼が率いるカンパニーはオフ・ブロードウェイの小さな劇場だが、コウイチのショーは大盛況。カンパニーの誰もがコウイチと共にショーを続けたいと思っていた。ある日、コウイチのショーを絶賛する記事が新聞に掲載され、オン・ブロードウェイからオファーがあったことを告げられる。カンパニーの皆が喜び、コウイチと幼なじみのタツヤ(上田竜也)も夢を描くが、そのオファーは次第に二人に亀裂を生じさせる。そんな中、ある事件がコウイチの肉体と魂を分かつが、コウイチは“Show Must Go On!”の信念を持ち続けカンパニーを一つにしていく。

Photo Credit :[Ayaka Ozaki]


〈オススメ関連記事〉

インタビュー:堂本光一 & 中山優馬「Endless SHOCK」ラストイヤーへの意気込み
公演レポート:堂本光一作・構成・演出・主演「Endless SHOCK」
独占インタビュー:上田竜也(KAT-TUN) 、主演舞台「AFTER LIFE」への想い
特集:WE ARE! Let's get the party STARTO!!で見えたアイドル14組の魅力を徹底解説
独占インタビュー: 岩本照(Snow Man)と演者・演出家・振付師としての舞台「少年たち」
公演レポート:SNOW MAN渡辺 & SIXTONES森本 出演、堂本光一演出「DREAM BOYS」
公演レポート: AFTER LIFE
公演レポート: 亀梨和也『INSIDE 23 EXPERIMENT NO.0』

特集:御堂筋ランウェイ2024 & 大阪・光の饗宴2024開宴式
独占インタビュー: ジェシー(SixTONES) 、ビートルジュース再演への願い
独占インタビュー: Aぇ! group 小島健、喜劇「おいでよ!ミナミ笑店街」を作・演出
独占インタビュー: 美 少年、初の単独主演舞台「少年たち」を経て海外公演も視野に
公演レポート:少年たち 闇を突き抜けて
公演レポート:ミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』
公演レポート: ミュージカル「ビートルジュース」
公演レポート:おいでよ!ミナミ笑店街
公演レポート: ディズニー·ブロードウェイ·ヒッツ FEAT. アラン·メンケン



Comments

To post a comment, you must register and login.



Videos