感動ライブの推しポイントをグループ別に振り返る
STARTO ENTERTAINMENTによる初の大型ライブイベント「WE ARE! Let's get the party STARTO!!」が4月10日に東京ドームで、5月29日・30日に京セラドーム大阪で開催。NEWS、SUPER EIGHT、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、timelesz、A.B.C-Z、WEST.、King & Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子、Travis Japan、Aぇ! groupら、総勢14組75名が出演し話題を呼んだ。こちらでは最終日5月30日大阪公演のより、グループ毎にそれぞれの魅力を紹介する。
NEWS
SUPER EIGHT
KAT-TUN
Hey! Say! JUMP
Kis-My-Ft2
timelesz
A.B.C-Z
WEST.
King & Prince
SixTONES
Snow Man
なにわ男子
Travis Japan
Aぇ! group
まとめ
NEWSはベテランのオーラと安定感を持ちながらも、アイドルとしての魅力を保ち続けている。歌詞の伝え方が非常に上手く、観客の声と一体となることで感動が増す。『チャンカパーナ』では増田貴久の安定した伸びやかで力強い歌声が響き渡る。『U R not alone』では、小山慶一郎の低音ハモリの調和が絶妙だ。加藤シゲアキの感情のこもった歌唱は心に深く響き、見ている者に力を与える。三人の歌唱が合わさった時のパワーは圧巻で、『weeeek』の盛り上がりも見逃せない。ファンとの相互支援を感じさせるステージは心強さを与え、見ていると自然と力が湧いてくる。NEWSのステージは、アイドルとしてのエネルギーと成熟した表現力が光る。
SUPER EIGHTはバラエティ番組で見せる顔とは違う、本業のアイドルとしてのギャップが際立つ。彼らのステージでは盛り上げる力と巻き込む力が圧倒的で、一瞬にして観客の心を温める。バンド形式でのパフォーマンスも見事で、5万人ものオーディエンスを魅了するその実力は本物だ。ヒット曲『ズッコケ男道』では安田章大のビブラートの効いた歌声が響く場面は特に印象的で、『勝手に仕上がれ』コールアンドレスポンスでの盛り上がりも絶大である。彼らの演奏と歌唱は、バラエティの一面からは想像できないほどの熱気と芸術性に溢れており、そのコントラストがファンを引きつける。SUPER EIGHTの演出は、まさに本業がアイドルであることを再認識させるものだ。
KAT-TUNはワイルドで大人の魅力を全面に押し出している。3人それぞれのキャラクターが際立ち、『DON’T U EVER STOP』での登場時にはラスボスのような存在感を放つ。上田竜也がマントを華麗に捌き「テメェら喉ぶっ潰して帰れ!」と煽る姿は勇ましく、『LIPS』などで魅せる中丸雄一のボイスパーカッションは唯一無二の芸術だ。亀梨和也の乱れながら色っぽく熱唱する姿は、アイドルとしての魅力を見事に体現している。そんな個性が溢れ出す3人のハモリは美しく、破壊的な覇気で観客を圧倒し、そのパフォーマンスには目を奪われる。KAT-TUNのステージは、観る者に深い印象を残すワイルドさと優雅さが共存する独自のエンターテインメントだ。
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Hey! Say! JUMPはキラキラとギラギラのギャップに目を奪われる。オープニングナンバー『White Love』ではキラキラとファンをうっとりさせ、2曲目『BANGER NIGHT』はダークな演出でギラギラにキメる。レーザーが飛び交う中での意気の合ったセクシーなパフォーマンスが印象的だ。薮宏太の伸びやかな声、山田涼介の透き通る声、中島裕翔の笑顔と明るさ、髙木雄也の爽やかな笑みなど、それぞれの個性が輝く。再びキラキラとした王子様のような姿を見せる『DEAR MY LOVER』では、キャッチーな振り付けで観ているだけで微笑んでしまうパフォーマンスが特徴だ。Hey! Say! JUMPのステージは、華やかさと情熱が溢れるエンターテインメントを提供する。
Kis-My-Ft2は、炎をも操る力強いパフォーマンスとクールで余裕のある振る舞いが際立つ。彼らの歌とダンスには熱さもあり、高音ボイスの美しさやラップの技術も高い。『C’monova』の宮田俊哉、横尾渉、千賀健永の高音パートや、玉森裕太のラップが特に印象的。『FIRE BEAT』ではメンバー全員でラップをこなし、ロックも華麗に歌い踊る。後輩のTravis Japanとのコラボダンスも見応えがあり、バク宙を交えたアクロバティックな演出が観衆を沸かせた。Kis-My-Ft2のステージは、クールさと熱さが融合したパフォーマンスで、観る者の記憶に残る。彼らの多才なステージは、まさにオーディエンスを引き込む力が滲み出ている。
timeleszはグループの絆を強く感じさせる。『ぎゅっと』の柔らかい雰囲気から『人生遊戯』への一転は、若いのにベテランのような洗練された感覚を持つ。菊池風磨はラップも巧みに操り、佐藤勝利の魅せ方には美しさがある。松島聡がファンのうちわのリクエストに丁寧に応える姿も印象的だ。彼らのダンスにはアイコンタクトや微笑みあう一面なども多く、結束力を感じる。Youtube「よにのちゃんねる」でお馴染みの菊池とHey! Say! JUMPの山田涼介が『RUN』で絡む場面は、ファンを大いに沸かせた。timeleszのステージは、グループの強い絆と洗練されたパフォーマンスで観客を魅了する。彼らの多彩な才能と深い繋がりが、ステージに独自の輝きをもたらす。
A.B.C-Zは大人の色気とシックな雰囲気が漂う。彼らのハイキックや、類を見ないハイレベルなアクロバットはオーディエンスを圧倒する。『Black Sugar』では4人でしなやかに色っぽくキメ、『頑張れ、友よ!』では軽やかに華麗に舞った。五関晃一の伸びやかな歌唱や、戸塚祥太の感謝の気持ちが詰まったメッセージは、ファンへの深い思いを感じさせる。橋本良亮のセクシーな歌声や、塚田僚一のにこやかでパワフルなダンスも見逃せない。A.B.C-Zのステージは、各メンバーの個性が絶妙に混じり合い、観客に感動を与える。彼らのエレガントでアクロバティックなパフォーマンスは、一度見たら忘れられない印象を残す。
WEST.は元気ハツラツでエネルギッシュなパフォーマンスが特徴だ。つられて力が湧いてくるような熱血全力の姿勢で、自由に動き回りながらエネルギーが溢れ出ている。『サムシング・ニュー』や『ハート』で汗だくになりながらの熱唱は圧巻で、和気藹々とした仲の良さが伝わり、つられて微笑んでしまう。中間淳太や濱田崇裕の笑みからは、自ら楽しもうとする姿勢が伝わり、重岡大毅の熱い言葉、花道に駆け出す全身全霊の表現や満面の笑みはオーディエンスの心に響く。WEST.のステージは、全力で楽しむ彼らの姿が観客にもパワーを与え、笑顔と感動を呼び起こす。彼らのパフォーマンスは、元気と情熱が溢れるものだ。
King & Princeは京セラドームを支配するほどの存在感が際立つ。髙橋海人の可愛らしい笑みは影響力が大きく、楽しさが伝わり観ている者も自然と微笑んでしまう。急遽欠演したメンバー永瀬廉の代演で、Travis Japanの松田元太と魅せた『moooove!!』では、髙橋の力強くハイレベルなダンス力が光っていた。オールキャストで披露した『シンデレラガール』の盛り上がりは言うまでもなく、彼らの人気の高さを物語っている。King & Princeのステージは、笑顔と力強さが共存し、観客に喜びと感動を与える。King & Princeの明るさとダンスの巧みさが、ライブを特別なものにしている。
SixTONESは破壊力と惹きつける力が強いグループだ。私服風の衣装ながらも目を引き、路地裏に迷い込んだようなワイルドさが全開。戦闘力が高そうなオーラと、同じライブ会場とは思えない空気感が特徴である。『こっから』の冒頭ラップリレーからの高速ステップ、『ABARERO』での統一感、そして『WHIP THAT』で会場の隅々まで煽る姿は圧巻だ。SixTONESのパフォーマンス力の高さは、観客を引き込み、ステージ全体を彼らの世界に染め上げる。ワイルドさと洗練された演出が融合し、彼らのステージは見る者に強烈なインパクトを与える。SixTONESの魅力は、その一瞬一瞬に凝縮された迫真の表現力と独自のスタイルにある。
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Snow Manは9人という大所帯ながらも、一人ひとりのキャラクターが際立つ。岩本照の掛け声を合図にSnow Manの世界へ引き込み、高いダンスのシンクロ率で天下を取ったような存在感がある。『Dangerholic』ではさらにパワーアップしたオーラを纏い降臨。勢いと影のある雰囲気があり、引き込まれるダンスとフリーパートでの個性が見応えを増す。目黒蓮の笑みで京セラドームを沸かせ、その勢いは止まることを知らない。『HELLO HELLO』ではポップで柔らかい一面を見せ、『W』ではワイルドな表情と支配した炎で観客を魅了する。Snow Manのステージは、多種多様な魅力と抜群のパフォーマンス力で観る者を圧倒する。
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なにわ男子はキラキラとした元気でポップな雰囲気が特徴だ。彼らのステージは、可愛いパフォーマンスとクールな一面が絶妙に融合する。道枝駿佑の力強い煽りで始まる『Poppin’ Hoppin' Lovin’』では、元気いっぱいのダンスで観客を魅了する。一方、『The Answer』ではクールでたくましい一面を見せた。大橋和也の高音ボイスがファンの心を掴み、大西流星が真っ直ぐっとカメラを見つめる眼差しには観る者の心を打つ力がある。また、『ダイヤモンドスマイル』で魅せた全員の笑顔は輝かしく、グループを象徴するナンバーだ。なにわ男子のパフォーマンスは、元気と笑みで溢れ、オーディエンスを自然と笑顔にさせる。彼らのステージは、キラキラとした魅力とたくましさが調和する素晴らしいショーだ。
Travis Japanは他のグループとは一線を画す曲調と国際感が際立つ。異世界感を醸し出し、空気が変わるような力強くも軽やかで感情の乗ったダンスが特徴である。全編英語詞の歌も自然で、海外で鍛えられた成果が発揮されている。『LEVEL UP』の高音のサビも美しく歌い上げ、ダンスにも抜け目が無い。King & Princeの永瀬廉の代打で髙橋海人とタッグを組み『moooove !!』を披露した松田元太は、急遽の代役とは思えないほど華麗で滑らかなダンスで沸かせた。Travis Japanのステージは、その独特な世界観とダンスパフォーマンスで観客を引き込む力があり、一度見たら忘れられないインパクトを残す。彼らの海外経験が生み出す洗練されたパフォーマンスは、新たな風を吹き込む。
Aぇ! groupは勢いとエネルギッシュなパフォーマンスで観客を魅了する。デビュー曲『《A》BEGINING』で魅せた歌唱力の高さと堂々としたステージングは、デビューしたばかりとは思えないほどの完成度を誇る。フレッシュさに加えて時折見せるスマイルからは、どこかカリスマ性を感じさせる。草間リチャード敬太のラップの勢いは、トーク時の寡黙さとのギャップが魅力的で、末澤誠也の高音ボイスもAぇ! groupの強力な武器だ。佐野晶哉の威勢の良いダンスも見逃せない。Aぇ! groupのステージは、若さとエネルギーに満ち、オーディエンスに強い印象を与える。彼らのパフォーマンスは、新鮮さと情熱で観る者を魅了する。
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「WE ARE! Let's get the party STARTO!!」は、一流のアイドルグループが一堂に会し、その魅力を余すところなく披露した圧巻のコンサートであった。各グループの個性が輝き、一つの舞台上で多様なアーティストの姿が再確認された。嵐の松本潤とSUPER EIGHTの大倉忠義の見事な演出も相まり、各グループの曲ごとに見せるギャップや幅広いパフォーマンスが観客を魅了した。改めてアイドルという存在の大きさを感じさせるステージングとなった。また、『ブラザービート』で見せた総勢74名の同時ダンスや、『WE ARE』の美しいコーラスは、STARTO ENTERTAINMENTの団結力と一体感の象徴でもあった。「WE ARE! Let's get the party STARTO!!」は、彼らの一層の飛躍を証明した力強いライブとなった。
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Photo Credit :[© STARTO ENTERTAINMENT. Used with permission.]
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