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公演レポート:YOASOBI 5TH ANNIVERSARY DOME LIVE 超現実

5年の進化を超えた「超現実」ライブ、新たな伝説の幕開け

By: Nov. 01, 2024
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YOASOBI:コンポーザーのAyase、ボーカルのikuraからなる“小説を音楽にするユニット”。2019年のデビュー曲『夜に駆ける』のストリーミング累計再生回数は史上初の10億回に達し、代表曲『アイドル』は8億回を史上最速で突破。2020年からは3度NHK紅白歌合戦に出場、2023年よりアジアツアーを5つの地域で実施した。昨年4月に開催したアメリカでの初単独ツアーは即完売するなど、世界中にその名を轟かせている。こちらでは10月26日に初日を迎えた初のドームライブ初日(京セラドーム公演)の様子をお届けする。

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YOASOBIの5周年記念公演「YOASOBI 5th ANNIVERSARY DOME LIVE 超現実」は、彼らが紡いできた物語と音楽が融合した幻想的なライブで、10月26日に京セラドーム大阪にて初日を迎えた。本公演は、これまでの軌跡と共に新たな挑戦を象徴する、圧巻のステージが次々と展開された。

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YOASOBIの文字の中に浮かび上がる二人の映像がオープニングを飾り、始まる10からのカウントダウン。同時に、京セラドームの直径に匹敵する巨大スクリーンが現れる。無線制御LEDライト・FreFlow®とレーザーの効果で、一瞬で真紅の世界に包まれる会場。巨大スクリーンが上下に裂けてAyaseとikuraが登場すると、ファンの期待は瞬く間に最高潮に達した。

「遊ぶ準備はできてるか大阪!」というikuraの叫びから披露された『祝福』では、リズムに合わせて手を挙げる観衆の姿が印象的。Ayaseも観客を指差しながら胸を叩き、会場全体が一体感に包まれていく。続く『怪物』では天井まで炎が立ち上り、スクリーンから飛び出した巨大な怪物が動き出す迫力ある演出でオーディエンスを魅了。「Hey!」と観客が応えるたび、ドームの熱気はさらに高まっていった。

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UNDEAD』の後、「圧巻すぎる」と感嘆しながらドームの絶景を噛み締めているAyaseの様子が印象に残る。続けてステージ上手のビル街を模したセットにikuraが溶け込み、『ミスター』が奏でられた。

海のまにまに』では、海の映像を背景に街灯の下でベンチに座り、語りかけるように歌うikura。ファンも、その歌声に引き込まれるように静かに耳を傾けていた。センターステージには、YOASOBIとして活動を始める前にAyaseが住んでいたという部屋を忠実に再現。「京セラドームに立てるとは思わなかった」感慨深く語る場面もあった。こたつに入りながらの二人のトークには、観衆からも温かな笑いが漏れる。

完成したばかりの新曲『New me』のパフォーマンスでは、ikuraが観客にクラップを求め、Ayaseも踊るようにキーボードを奏でる楽しげな姿が見られた。続く『あの夢をなぞって』はスポットライトの下、ikuraの美しいアカペラで始まり、会場全体をその歌声で包み込んだ。

「タオルを回せ!」という合図から始まった『三原色』。ドーム中にタオルが舞い、一体感のある演出でさらに熱気が高まった。結成当時の不安についてもMCで触れ、「結成直後に訪れたパンデミックで、自分たちの音楽が聞かれなくなるのが怖かった」と打ち明けると、ファンの応援によって自信に変わっていったと感謝を伝え、その思いを込めた『モノトーン』が披露された。

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終盤、Ayaseのドラムに合わせて『HEART BEAT』が観客と大合唱され、いよいよクライマックスへ。二人は巨大なモンスターが描かれた気球に乗り、場内を旋回しながらファンと距離を縮める演出で会場を沸かせた。

フィナーレにはキッズダンサーと共に『ツバメ』を披露。「“完璧で究極な”夜にしようぜ!」という言葉と共に、『アイドル』でリズムに合わせて拳を突き上げる観衆の熱気は最高潮に達した。ラストにはikuraがアリーナに降り立ち、『群青』を跳ねながら歌い、観客のエネルギーを引き出していく。

アンコールで二人は感謝を伝え、デビュー曲『夜に駆ける』で締めくくると、「また会いましょう」と再会を誓った。ikuraの安定した歌唱力とAyaseの情熱的なパフォーマンスで、YOASOBIの5周年を祝うこの一夜は、ファンにとっても忘れられないものとなったに違いない。


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Photo Credit :[Shumpei Kato] 



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