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公演レポート: 三代目 J SOUL BROTHERS PRESENTS 'JSB LAND'

これが'ライブ年間動員力ランキング'1位の実力!3JSBが魅せた”新しいLIVEのカタチ”

By: Jan. 12, 2024
公演レポート: 三代目 J SOUL BROTHERS PRESENTS 'JSB LAND'  Image
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三代目 J SOUL BROTHERS:2010年にパフォーマーのNAOTO小林直己ELLY山下健二郎岩田剛典、ボーカルの今市隆二ØMIの7人で結成され同年にCDデビュー。2014年には”ランニングマン”ダンスで流行した『R.Y.U.S.E.I.』、2015年には『Unfair World』でレコード大賞を受賞。また、11月18日より名古屋を皮切りに6回目となるドームツアー『三代目 J SOUL BROTHERS PRESENTS "JSB LAND"』を開催し、12月23日に大阪で最終日を迎えた。アリーナツアー等を含む2023年のライブ動員数は90万を超え、”ライブ年間動員力ランキング”1位に。こちらでは12月21日の京セラドーム公演の様子をお届けする。

アリーナのセンターにどっしりと構えられた3段の円柱型ステージ。『Awakening Light』のイントロ沿って円形スクリーンが迫り上がる。黄色い声援に迎えられ、中から登場したのは気迫溢れる三代目J SOUL BROTHERSのメンバー7名。力強いダンスに合わせ炎が噴き上がる。その勢いが止まることはなく、特攻に約60名サポートダンサーに演出の派手さも桁違い。

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そして今回初めての試みとなる、各ソロ曲の特別バージョンメドレーが始まった。パフォーマーのキレキレなのに余裕のあるダンスが目立ったのは、ØMI氏のソロ曲『CHAIN BREAKER』。今市氏のソロ『TUXEDO』では歌詞の”Take you back”に合わせ、ボーカルが銃を打つ姿に射抜かれるMATE(三代目 J SOUL BROTHERSのファンの総称)の「キャー!!」が轟く。ELLY氏は『NEOTOKYO』で熱のこもったラップを披露。会場のボルテージがどんどん上がっていく。

メンバーがフロートに乗り込み、周回しながらスタンド後方まで手を振り続ける。『O.R.I.O.N.』では観客の「YEAH」の掛け声が響き渡り、『R.Y.U.S.E.I.』では会場全員で”ランニングマン”を踊った。歌い踊るメンバーの真剣な姿に垣間見る笑顔や、惜しみないファンサービスにMATEへの愛情を感じる。

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スーツに蝶ネクタイで登場した山下氏のMCで開催されたのは、彼の単独イベント”山フェス”を再現したコーナー。小林氏はギターパフォーマンスを『FIGHTERS』で魅せた。NAOTO氏は『要!』、岩ちゃんこと岩田氏は『Only One For Me』と、それぞれの楽曲を他のメンバーを交えて披露。『Share The Love』では山下氏が、唄う今市氏を後ろに乗せたバイクに跨り、外周を暴走し場内を煽った。

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ボーカルのセクション1曲目は今市氏の儚い歌い出しと、ØMI氏の力強くも切ない声が心に刺さる『Powder Snow ~永遠に終わらない冬~』。さっきまでのオラオラ感が嘘のような哀愁溢れる世界観で、ギャップが凄い。唯一の伴奏、ピアノが二人の美声を際立たせる。ØMI氏の艶やかな声が印象的だったのは『東京』。白黒のスクリーンに映った二人の後ろ姿からも伝わる悲哀が歌と相まい、壮大な恋愛ドラマの最終回を観ている様でどんどん引き込まれていく。パフォーマーも加わり披露したデビュー曲『Best Friend's Girl』。格好いいダンスなのに悲しみが滲み出ていて、彼らの表現力の高さが窺える。

ラストスパート、ドーム全体が真っ赤に染まった『SCARLET feat Afrojack』では、メンバーと女性ダンサーが絡むシーンも。ØMI氏の締めのビブラートが美しい。会場の皆んなで歌った『RAINBOW』で、光景を心に焼き付けるように「ありがとう」と囁くメンバー。寂しそうなのに楽しく幸せそうなMATEの笑顔。

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アンコール、ライブの最高潮はここからだった。ELLY氏の「Are you ready!?」で7名が登場すると、パフォーマーの激しいダンスバトルが繰り広げられる。NAOTO氏、岩田氏、ELLY氏が着ていたシャツを破り見せたシックスパックに、響き渡る歓声。そしていよいよフィナーレ。ØMI氏のコールアンドレスポンスで始まる、特別バージョンの『24karats』メドレーに会場のボルテージはマックス。あまりにも熱狂的な声援に、ドームが揺れた。MATEとメンバーの「24!」「karats!」の掛け合いでもその勢いが衰えることはない。

最後に、この日告知があった今市氏のソロ活動についてØMI氏が「メンバー全員でバックアップする」と後押しの言葉を伝えた。ラストはコロナ禍で会えない時にMATEの声も入れて作ったという『Starting over ~one world~』を皆んなで合唱し、惜しむように幕が閉じられた。

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生で聞くボーカルの歌唱力はもちろん、ダンス専門と思っていたパフォーマー勢の歌唱にギター。三代目 J SOUL BROTHERSの多彩性に驚かされた。何よりも会場を盛り上げる力、それに応えるMATEの熱気、そしてファンサービスの嵐に感銘を受けた。これがライブ年間動員力ランキング1位の実力。”新しいLIVEのカタチ”と称した今回のツアーは大成功と言えるだろう。

Photo Credit: [N/A]



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