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公演レポート:JOURNEY FREEDOM TOUR JAPAN 2024

ジャーニー、50年の歴史と共に再び日本のステージへ

By: Nov. 18, 2024
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結成50周年を迎えたアメリカのロックバンド、JOURNEY(ジャーニー)が7年ぶりに来日。2024年11月19日、大阪での公演は大盛況のうちに幕を開けた。代表曲「ドント・ストップ・ビリーヴィン」や「オープン・アームズ」、「セパレイト・ウェイズ」など、ファンにとっておなじみの楽曲が次々と披露され、約2時間のステージは観客を圧倒した。

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定刻になるや否や、大歓声に包まれる会場。ヴォーカルのアーネル・ピネダが「Osaka!」と叫び、観客のテンションは一気に最高潮へ。彼はステージ上を縦横無尽に駆け巡り、終始エネルギッシュなパフォーマンスを展開。観客もその熱に応えるように、曲に合わせて左右に腕を振り、バンドとの一体感が増していく。

『トゥ・ユアセルフ(BE GOOD TO YOURSELF)』では、アーネルが高音域の美しいボーカルを披露。会場全体が手拍子で盛り上がり、彼の笑顔がステージに明るさをもたらす。アーネルはステージを駆け回りながら、観客の声援に手を挙げて応じる姿が印象的であった。

ギターのニール・ショーンも、その卓越した技術で観客を魅了。アーネルがスタンドマイクを客席に向けて観客の声を拾う場面では、一体感がさらに高まる。『アスク・ザ・ロンリー(ASK THE LONELY)』では、アーネルとニールが笑顔でグータッチを交わし、ジョナサン・ケインのキーボードが美しく響き渡る。彼の音色が楽曲に奥行きを加え、会場に感動を広げた。

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ドラムのディーン・カストロノヴォは「大阪、どうもありがとう!」と叫び、ファンからは「ディーン!」という応援の声が飛ぶ。ディーンが「スマホのライトを出して」と促すと、瞬く間に会場は美しい光に包まれ、彼の歌声が幻想的な空間を演出する。『時の流れに(Still They Ride)』では、水色や白、青の照明が交錯する中、ディーンの美しいビブラートが響き渡り、観客は静かにその音に聴き入っていた。

メンバー同士が見せる笑顔やアイコンタクトから、バンド内の温かな関係性が伺えた。ステージ上に終始漂っていたこの一体感が、観客との距離をより近く感じさせる。グッズが客席に投げ込まれる場面や、声援をさらに求める「もっともっと!」という煽りも、観客の熱を一層高める瞬間であった。『ガール・キャント・ヘルプ・イット(Girl Can't Help It)』では、アーネルが優しく歌いかけ、メンバー間の見事なハーモニーが会場を包む。

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『マイ・ラヴ(Send Her My Love)』では、アーネルのホイッスルボイスが響き、ニールの切ないギターがそれに絡み合う。二人のコンビネーションは絶妙で、ファンをさらに魅了していた。『クライング・ナウ(Who's Crying Now)』では、観客がサビを合唱し、会場全体が一つの大きな声で埋め尽くされる。続く『時への誓い~フェイスフリィ(Faithfully)』では、アーネルが歌詞に「Osaka」を交え、ファンへの感謝と敬意を表した。ドラムの鼓動と合間った演出が会場に響き渡り、感動の瞬間が広がった。

公演終盤、『銀河の翼(Wheel In The Sky)』でアーネルが客席に降り、アリーナを一周しながらファンとハイタッチ。観客との直接的なコミュニケーションが、さらなる一体感を生み出す。「You make us happy, Osaka!(あなた方は私たちを幸せにしてくれるよ、大阪!)」とアーネルが叫び、会場は熱気に包まれた。

クライマックス、ジョナサンのキーボードが鳴り響くと『セパレイト・ウェイズ(Separate Ways)』を力強く披露。アーネルが観客を煽るように拳を突き上げる。さらに、『ドント・ストップ・ビリーヴィン(Don't Stop Believin’)』、『お気に召すまま(Any Way You Want It)』という大ヒットナンバーが続き、観客の興奮は最高潮に達する。前のめりになったアーネルはステージの先端に立ち、ファン一人一人に語りかけるかのように、心のこもった歌声を届けていた。

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最後に「Thank you!」と何度も感謝の言葉を口にし、深くお辞儀をしてステージを去る姿が印象的であった。

アーネルの情熱的な歌唱とニールの圧倒的なギターが際立つステージであったが、それだけではなく、Journey全体が一丸となって作り上げた至高のパフォーマンスとなった。MCでは度々感謝の気持ちを伝え、来日公演の喜びをファンに示す場面が印象に残る。50年という長い歴史を持つJourneyが、今なお進化を続けていることを証明する、感動的なライブであった。


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Photo Credit :[田浦ボン] 



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