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公演レポート: ディズニー・オン・アイス 100 YEARS OF WONDER

終始クライマックスかの様な豪華・迫力満点のパフォーマンス

By: Aug. 16, 2023
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世代や時を超え 、特別な時間を届けてきた「ディズニー・オン・アイス」。ウォルト・ディズニー・カンパニーが 創立 100 周年を迎える今年は、マジックモービルに乗ったミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、グーフィーと一緒に、 「アナと雪の女王」「アラジン」「ライオン・キング」「モアナと伝説の海」といった多くの方に愛されるディズニー作品の世界へと旅に出かける。

開演前、客席に現れたのはポップな衣装に身を包んだ歌のお兄さん・お姉さんのようなMC2名。歩き回りながら子供たちと積極的に交流し、声出しや手拍子で会場全体も温めた。「メリー・ポピンズ」のフライングパフォーマンスから始まったオープニングは、既に迫力満点。街灯のプロップスを活用したポールダンス、BMXを使ったバイクパフォーマンス等、この後一体どんなステージが待っているのかと期待が高まった。ミッキーとミニーの登場により、会場中に広がる歓声。ミッキーが公演地域の名前を発する姿も、ディズニー・オン・アイスならでは。氷上を走るマジックモービルや氷が燃える演出は大人でも目が離せないスリリングな瞬間で、観客をディズニー・オン・アイスの世界へ引き込んだ。

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インクレディブル・ファミリー」や「モアナのと伝説の海」のコーナーが終わり、吹雪の中始まったのは「アナと雪の女王」。リンク中央に吊り下げられた円柱型スクリーンが降下し、画面が透ける演出には目を引いた。「レット・イット・ゴー~ありのままで~」で主人公エルサが操る雪を表現したエアリアルフープの技の数々は、それだけでも見応え十分。エアリアルだけでもコーナーが成り立ってしまうのでは、と感じるほど。仕舞いにはエルサまでもエアリアルに参加し、驚きの連続が止まらなかった。アレンジされた楽曲がまた絶妙で、パフォーマンスを更に際立たせていた。

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迫力のある歌い出しが特徴的な「サークル・オブ・ライフ」に合わせて現れた「ライオン・キング」のヒヒ、ラフィキ。リンクの上から垂れた蔦の様な4本のロープに、それぞれ逆さになりながらぶら下がる猿や、氷上の動物がサバンナを描写していた。そんな彼らの間をスルスルと駆け抜ける様に、主人公シンバと幼馴染のナラが続いて登場。アクロバティックな回転技やジャンプで飛び回り、二人の腕白さを見事に表現していた。「ハクナ・マタタ」ではアリーナ最前列にフラミンゴが現れ、観客とステージの距離を更に縮めていった。「愛を感じて」のペアパフォーマンスでは優雅さが目立ったが、コアなナンバー「ヒー・リブス・イン・ユー」では動物たちが総出で力強さを見せつけた。

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実写版映画を元にした「アラジン」のコーナーでは、円柱型透明スクリーンが本領を発揮。リンク上に降り立った透明スクリーンの映像に合わせ、アラジンたちが「フレンド・ライク・ミー」を映画同様の振り付けで披露していく。楽曲終盤、透明スクリーンが上昇していく中、円柱の中心から現れたのはジーニー。続けて「アリ王子のお通り」が流れると、主要キャラクター同様、映画を彷彿させる衣装を身に纏ったスケーター達が行進し始めた。エアリアルやラインダンスを交えた映画さながらの圧巻の演出に、会場は拍手喝采。フライングパフォーマンスを取り入れた「ホール・ニュー・ワールド」のペアパフォーマンスでは、ジャスミンが美しく宙を舞い、空中のフィギュアスケートを見ている様でうっとりとした。

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客席にボールが投げ込まれる等、参加型の要素も多く子供が楽しめるのはもちろん、大人でも手に汗握るシーンが盛り沢山のディズニー・オン・アイス。「スケートショー」という言葉だけでは片付けられない程、アクロバティックなパフォーマンスも満載で素晴らしかった。初めから終わりまでがずっとクライマックスのような豪華さで、「観ているだけなのに何故こんなに楽しいのだろう」と感じ、また直ぐにでも観たくなった。

Photo Credit:[Disney characters and artwork ©Disney, Disney/Pixar characters ©Disney/Pixar]




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