ディズニーの名曲に合わせた鮮やかで大迫力の花火ショーで、大人から子供まで夢のひととき
ディズニー ミュージック & ファイヤーワークス:ディズニーの名曲の数々と花火がシンクロした、日本初のエンターテイメント。今年100周年を迎えるディズニーの音楽と、ダイナミックな花火の祭典が全国で開催中。既に広島、山梨、茨城、山口、大阪で開かれ、11月18日に宮崎、12月9日には沖縄で開催予定。
ディズニー映画のオープニングでお馴染みの、シンデレラ城の背景に花火が上がる映像。スクリーンから見切れた分の花火が、舞洲の夜空一面に舞っていった。半円形の流れ星も見事に再現され、客席からは早くも涙と歓声が。1曲目は「ズートピア」より『トライ・エヴリシング』で勢いよく幕を開けた。多様性が印象的な本作を表すかのように、色とりどりの花火が目立つ。
「アナと雪の女王2」の『イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに』は青色の照明や、”虎の尾”と言われる線を描く噴水のような花火を駆使し、エルサが雪を操る様子が描かれた。『Go the Distance』では特大の黄金色の花火の数々で、ヘラクレスの神々しさと力強さを表現。炎の様な赤の花火と照明が目立った「パイレーツ・オブ・カリビアン」の『彼こそが海賊』。爆発音と相俟い大砲が飛び交う、海賊達の争いの中に飛び込んだようで、没入感が素晴らしい。
「トイ・ストーリー4」から『君はともだち』ではスマイルマークやハート型の花火もあり、子供にも嬉しい演出が。『フレンド・ライク・ミー』(「アラジン」)では1発で5回ほどタイミングをずらして光る花火もあり、まさにジーニーの魔法のよう。小さな光が集結した花火でキラキラと魅せたのは「塔の上のラプンツェル」のランタン。『輝く未来』に合わせ会場は一気にロマンチックに。東京ディズニーリゾート(R) 40周年のコーナーは、「エレクトリカルパレード・ドリームライツ」の楽曲などパークでお馴染みの曲で溢れ、ディズニー・ランドに来た気分になる。
「スター・ウォーズ」ではレーザーが頭上を飛び交い、一気にSF感が会場を覆う。一転、ミッキーの花火がミッキーマウス・マーチで、魚型の花火が『アンダー・ザ・シー』(「リトル・マーメイド」)で、ハワイアンのレイの様な輪の花火が『アロハ・エ・コモ・マイ』(「リロ アンド スティッチ ザ・シリーズ」)で見受けられ、技術の高さを見せつけた。クライマックス、視界に収まらない程の無数の真っ白な花火を、「アナと雪の女王」の『レット・イット・ゴー~ありのままで~』の大サビで、これでもかというほど連発させ締め括った。
ディズニーの名曲に合わせた鮮やかで大迫力の花火ショー。「アベンジャーズ」や「ターザン」の楽曲など、コアなファンにも嬉しい選曲で大人から子供まで、夢のひとときとなった。花火の種類は多岐に渡り、スターマインなどの見応え十分なシーンもあれば、『美女と野獣』や「ライオン・キング」の『愛を感じて』などしっとりとしたナンバーにも相性抜群。何時間でも観ていたい。是非、毎年の恒例行事となることを願う。
Photo Credit :[中河原理英(RIEI NAKAGAWARA)/岸田哲平(TEPPEI KISHIDA)]
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